WindowsでiOSアプリをつくってみる

iPhoneアプリを作ってみたいと思っていましたが、Mac持っていないし、つくれないじゃんって

半分あきらめていましたが、とうとうWindowsでも開発が可能になったという朗報を聞き、早速試してみました。

可能にしたのは

可能にしたのは、VisualStudioとXamarin(ザマリン)です。

試してみたところ、試験運用中のようですが、動作はしました。

必要なもの

  • Windows PC (試したものは、Windows 10)

  • Visual Studio Community 2017 preview

  • Xamarin (試したものは、4.5.0.486)、Xamarin.iOS and Xamarin.Mac SDK (10.10.0.37)

  • iOS (試したものは、IPhone6s iOS10.3.3)

  • 無線LAN(ローカルネットワーク)

手順

STEP.1 iOS側の準備

App StoreからXamarin Live PlayerをIPhoneにインストールします。
左のQRコードはAppStoreへのリンクです。

 

無料のようなので、インストールします。

STEP.2 Windows側の準備

Visual Studio PreviewサイトからVisual Studio Communityをダウンロードします。

 

つづいて、ダウンロードしたVisual Studioインストーラーを起動します。

 

※Communityでも試したのですが、Xamarin Updaterが導入できず、あきらめました。以下、Community Preview版で試した履歴です。

 


インストーラを起動すると、どのモジュールをインストールするか選択する画面が出てきます。
Xamarinを使用するので、「.Netによるモバイル開発」にチェックを入れて、インストールボタンをクリックしてください。

 

※iOSのアプリを試したいだけなら、Android用のJDKなどは要らないかもしれないですが、今回はお試しなのと、HDに余裕があったので、全量インストールしました。なお、概要欄の不要なものからチェックを外せば、インストール対象から外れるようです。


インストールが完了すると、早速Visual Studioを起動してみます。

 

 

 

起動できたら、Xamarinが使える状態か確認します。

上部メニューから「ツール」>「拡張機能と更新プログラム」を選びます。


「Xamarin for VisualStudio」、「Xamarin.Apple SDK」がインストール済みであることを確認します。

 


「オンライン」を選び、「Xamarin Updater」をダウンロードします。

 

一度、Visual Studioを落とすと、インストールが始まります。


再びVisual Studioを起動して、「ツール」>「拡張機能と更新プログラム」>「更新プログラム」を選びます。

 

Xamarinを左メニューから選び、中央に表示されるもの全てを更新します。

 

 

一度、Visual Studioを落とすと、インストールが始まります。

 

 


全て更新が終わったら、Visual Studioを起動します。

 

上部メニューから「ツール」>「オプション」を選びます。

 

「Xamarin」>「その他」を選びます。

 

 

Enable Xamarin Live Player にチェックを入れて、OKを押します。

 


Live Playerのボタンが表示されます。

 

これで準備は整いました。

 


Live Playerのボタンを実行すると、右図のような画面が表示されます。


STEP.3 サンプルアプリの準備

手っ取り早く稼働確認したいので、サンプルアプリをダウンロードしてきます。

 

ダウンロードサイトはこちら

 

今回はColor Control Sample (iOS)がかわいらしい絵柄だったのでダウンロードしてきました。

 

ダウンロードしたファイルはzip形式なので、Windows上に展開して、ソリューションファイル(.csproj)をVisual Studioから開きます。

 


STEP.4 サンプルアプリを稼働させてみる

iPhoneでXamarin Liveを起動します。

「Pair to Visual Studio」をクリックすると、カメラが起動します。

 

Visual Studioに表示されたQRコードを読み取りペアリングします。

 

これで稼働検証ができるようになります。


しばらくすると、サンプルアプリが稼働します。


感想

プログラムを動かすには、Xamarin Live Player を起動しておく必要があるようです。

iPhoneがエミュレータのように動いているだけで、iPhoneにインストール(デプロイ)されるわけではないようです。

デプロイするには、 Mac PC が必要になるということでしょうか。

でも、コードを書いたり、試したりはこれで十分なのかなと思います。